過眠症の薬について

過眠症かな?日中の覚醒維持が難しいぞ。と感じた時に試すこと。

まず、夜間睡眠の量・質を疑います。夜間睡眠の量や質の改善で眠気が取れれば、それにこしたことはないです。

次に試すのがコーヒーを飲む。あめちゃんをほおばる。などの眠気覚ましです。これで起きることができれば、それにこしたことはないです。

次の段階はコンビニエンスストアやドラッグストア等で売っているカフェインのドリンクや錠剤を試す方が多いです。これで起きていられたら、まだ大丈夫(この表現が正しいかどうかは?です。)です。

上記3つを試したことがある方は、そこそこいらっしゃるのではないでしょうか。これでも眠気が取れない/覚醒維持が難しいとなれば、いよいよ病的な段階に入ります。

過眠症の代表的なものには、ナルコレプシーや特発性過眠症などがあります。診断はPSG検査やMSLT検査などを実施して行われます。

PSG検査で睡眠時無呼吸症候群が見つかる場合があります。睡眠時無呼吸症候群が否定されるとMSLT検査でナルコレプシーを見極めます。ナルコレプシーが否定されると特発性過眠症が濃厚となってきます。(※ただ、その他の過眠症もあるので、一概に「特発性過眠症」と断定はできないと思われます)

睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシー、特発性過眠症などに対する覚醒を維持する承認されている薬が数種類あります。基本的には、「モディオダール」「リタリン」「ベタナミン」の3種です。リタリンとベタナミンは薬価高くないです。モディオダールは薬価が300円ちょっとするので、かなり高いです。海外で承認されている「ピトリサント」は、日本では未承認です。また、「リタリン」と同一成分である「コンサータ」はADHDに保険適用があります。コンサータの薬価は200円代と高いです。

発達障害とてんかんと過眠症は関連が高いとされています。過眠症患者の中には発達障害の診断も受けていて、「コンサータ」を発達障害の治療薬として処方されている方もいます。

ただ、「モディオダール」「リタリン」「コンサータ」などは、濫用されると非常に危険であり、厳しい要件がついています。まぁ、これらは覚醒する薬つまりは合法の医療用覚せい剤の一種というかなんというか、そんな感じのものなので、規制は当然だと思います。

ベタナミンは、「服用すると起きていられるが、ぼーっと起きている感じ」との話をしている方がいらっしゃいました。(※当然ですが、すべての人に当てはまるとは限りません)

人を寝かせる睡眠導入剤(眠剤)は、本当に種類が多いです。ジェネリックもたくさん出ています。例えば、ゾルピデム(マイスリー)なんかはジェネリックだけでも、たくさんたくさんあります。

https://www.kegg.jp/medicus-bin/similar_product?kegg_drug=D00706

でも、過眠症の薬はほんの数種類しかありません。「たくさん寝られていいね」は寝られない方からよく言われる言葉ですが、「起きていられないのもつらいのよ」と。

適正な睡眠がみんな取れればよいと思ってます。